日々の盆栽・山野草&鉢作りを綴ります。
実生・挿し木から、いつの日か盆栽を目指し楽しみながら毎日を過ごしています。
1月15日は例会でした。
私が二十歳の頃は、成人の日だった日ですねぇ~・・・
成人式にお孫さんが参加されているかも?ってお歳位のお仲間と(笑)
新年会&接木の講習会でした。
接木の作業を見るのは、始めての事で!とても楽しみにしていた講習です♪
講師 kogさん
去年の2月と6月に接木した木を参考に見せてくれました。
去年6月の分です。(カイドウ)
1鉢で4つの台木に接いで有りました。
接木テープを外す前の様子
外した様子
接木が成功したら、最初はこんな感じになるようです。
後処理(削る等)し、台木と穂木がほぼ同じ太さになるまで 穂木を走らせる
穂木に曲が付いているのは、活着を確認後 枝が柔らかいうちに
一曲も重要ポイントの1つになるようです。
kogさんの接木された樹を何本も見せて頂いた事があるのですが
殆ど、どこで接いだか分からなくなるテクニックをお持ちの方です。
さぁ~では!接木の講習です!
必死でメモ取りましたよ(笑)理解した範囲で書きますね!
こはるさん・・・それは聞き(覚え・勘)違いじゃない?っとか
他にもこんな方法があるよ~っとか教えて頂けると嬉しいです♪
まず、接木の適期のお話がありました。
まだ適期に入ってないが・・・、2月はバス旅行なので仕方ないですねっと
今回は、やり方を覚えてくださいと説明がありました。
適期の考え方
常緑樹か?落葉樹か?接ぎ方は?接いだ後の管理方法は?
っと、それぞれ違うのだそうです。
常緑樹は、2月が適期
落葉樹は、年に2度チャンスがあり 2月と5~6月が適期
(樹種によっても違いがあるので、基本系を)
接ぎ方(呼び名は色々あるそうです)
1、切り接ぎ・・・台木は活動、穂木は休眠状態が理想(春先が適期)
(穂木を休眠状態にするのに、冷蔵庫に入れる、土に埋めるなど工夫する)
2、芽接ぎ ・ 3、緑枝接ぎ
樹液がどんどん流れているとき(梅雨~夏にかけて適期)
その他、根接ぎ・割接ぎ・腹接ぎ・袋接ぎ・寄せ接ぎ・元接ぎ・びん接ぎ など
準備するもの
台木(実生苗を準備)
穂木(若くて元気の良い枝で木質化した部分・2芽残す)
良く切れるナイフ(カッターナイフの油分を取ったもので可)
接木テープ・梱包用の(平らな)ビニール紐・脱脂綿・ビニール袋
kogさんの道具箱をぱちり・・・脱脂綿とナイフしか写ってませんね(汗)
kogさんは、左利きなんですが 右も普通以上に使えちゃうので
両手利きと言っても良い位、とっても器用な方なんです♪
注意点
近縁のものほど活着率がよい。(植物分類学上「科」以内 ・ DNAが共通)
例)カリンにサンザシOKとの事 肌がころっと変わってしまう欠点有
花梨にサンザシの写真が有りましたので追加しました。1/19
2010年5月の展示会 kogさんの飾りの一部です。
台木は、実生苗を使った方が良い(原種に戻る点などからも丈夫な性質)
作業中台木、穂木を乾かさない
(松の枝接ぎする際、穂木は口にくわえるなど切り口を乾かさない)
温度は、15℃~25℃ 湿度90%前後が理想(凍らせない、蒸らさない)
台木と穂木の形成層を完全に合わせる事(ここ一番大事なポイントです)
(katさんの絵をスキャンしました)
今回の講習は、下の図の真ん中のように形成層を合わせる方法でした。
ピンボケですみません。
赤い矢印のところに湿らせた脱脂綿を巻きつけて有り
その周囲を梱包ビニールテープで巻いてあります。
脱脂綿の他にも、蝋、新聞紙、アルミホイル、水苔などの声も上がっていました。
松の枝接ぎなんかは、蝋が便利だそうです。
kogさんが脱脂綿を使うメリットとして
途中水分補給をせずにOKっという点だそうです。
注射器で水分を補給する方法もあるけど、脱脂綿を湿らせておく事で
この作業を省けるっとの事でした。
水分補給用に、注射器を買いたい場合は
むか~し昔はホームセンターの園芸コーナーで売っていたそうなんですが
色んな規制で、販売できないようになり
今は、昆虫採集用として、100円均一で売っているそうです。
文章で説明するのが難しいので絵を・・・
(上の絵は、クリックで大きくなります)
年輪が広い方に接ぐのは、成長の勢いが良い為
(南向きっと言う説もあるそうです)
左上のように、台木を準備し その後、穂木を準備
そして、一挙に差し込みます。
台木も穂木も乾燥させないように手早く作業する ポイントです。
穂木の処理の2番と台木の面取り ポイントです。
若く元気の良い木質化した枝っとは、要は一年生って感じです。
その枝を3~4㎝(二芽残して)
そして、台木と穂木の形成層を密着させる!
ここが一番のポイント
接ぎ木作業終了の全体像?
1/24 okautiさんよりアドバイス頂きまして図を差し替えました。
接木テープは、穂木を動かない様に止める目的で巻くものです。
巻きつける強さは、力いっぱい締めるのではなく、
穂木が動かない程度に締めたほうが、接木の成功する確率が高いようです。
樹種によっては台木からさかんに芽を吹くものがあります
これは見つけ次第かきとっています。
このようなアドバイスを頂きました。
他にも詳しくお話頂いておりますので・・・コメントをご覧下さいね~
okautiさんありがとうございました♪
穂木の芽がビニール袋に届く位伸びるまでそのままで管理
ここまで成長したら、ビニール袋に小さい穴を開け
少しずつ穴の数を増やしながら、外気に慣らしていく
この間、午前中日が当たる位の半日陰で管理が良いとの事
注意する事は、凍らさない。蒸らさない。
2月若しくは、5~6月 初心者にはどちらが良いでしょうか?っと
管理の面や、結果が速く出るので 5~6月がお勧めとの事でした。
2月は、真柏の接木をやってみて
落葉樹系は、5~6月頃チャレンジしてみたいと・・・
そうそう、一番聞きたかった 椿なんですが
皆さんのご意見は、椿は形成層が薄い?から活着し難いかも?っと
会員さんの中では、4~5月が活着したって方や
2月にしか活着しなかったとか・・・
少ない知識ですが、椿は夏かと思っていたんですが
これまた勘違い?接木じゃなく 挿し木だったのかな?(汗)
とっても楽しい講習が終わり、みんなで新年会
新年会っと言っても、みんなで出前のお寿司食べて終わりなんですけどね
来月の例会は、バス旅行なのですが
夫婦で欠席、なので次回の例会は3月の予定で~す♪
あぁ~今度は何の講習だろう?予定は入って無かったけど
きっと、誰かが何かをしてくれる事でしょう・・・
あ・・・っ上にも書いたんですが・・・
それは覚え違いと思うよ!っとか
他にもこんな方法があるよ~っとか
教えて頂けると嬉しいです。
よろしくお願いしますぅ~♪
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