私が所属している盆栽会(徳樹会)の展示会のお知らせです。
宣伝告知用のポスター
去年の秋の展示会作品からの抜粋写真です。
(クリックで大きくなります)
好日会&徳樹会 合同展示会です。
2012年10月19日~21日
午前9時~午後4時(最終日は午後3時まで)
会員持寄りの売店
20日、21日は盆栽お手入れ講習会 もございます。
どうぞお近くの方、お時間の有る方 遊びにおいで下さいませ~♪
場所は 北九州総合農事センター
郊外にある施設なのですが・・・
駐車場が有料なんです(涙) 一時間以内100円 ・ 一日300円
どうぞ、遊びに来てくださいね~♪
9月15日(土) 例会
9月~10月の作業と管理 講師K会長
実物、花物 PKを中心にしっかりと肥培
繊細な枝ぶりを楽しみたい樹種は、枝が太りすぎないよう注意も必要
展示会など、いろいろ決め事が多かったので実技講習等はありませんでした。
秋の展示会について
総合農事センター 10月19日(金)~21日(日)
ポスター配布、展示人数、搬入日、備品 等確認
(ポスター作りを担当しました)
● 石灰硫黄合剤 共同購入希望者 確認
18ℓで2750円 0.5ℓ単位で小分けする事になりました。
好評だったので、企画して良かったなぁ~っと
● 次回、10月13日 課外講習 参加者、配車 確認
想像していたより、参加者が多く 普段の例会と変わらない20名位
楽しい課外講習になりそうです♪
● 市民センター 文化祭(11月17日~18日) 参加人数 確認
毎年11月の上旬が文化祭だったんですが、今年は例会と重なりました(汗)
去年は8名の参加でしたが、今年は10名希望者がありました。(良かった~)
● 11月例会 11月10日へ変更 *小会議室
文化祭と重なるので、第二土曜日に変更 小会議室しか借りられませんでした
みんな座れるかしら?っと ちょっと不安
奇数月は交換会 進行役はYさん
会員が持ち寄った、盆栽、山野草、苗、鉢、卓 等が交換されていきます
展示会の下草にしようと思って・・・っと 新会員のTさん
写真中央の小鉢に入った草を選んでいました。
展示会前の交換会・・・このように持ち寄る事によって
不足した部分を補ったり、こんな雰囲気を探してるなどなど発言しやすく良い感じでした。
今回のお買い物は0 欲しいなぁ~っと思ったのもありましたが
今は増やさないっと決めているので じっと我慢しました(笑)
交換会に出したのは1鉢だけ 紅花のキブシ
無事お買い上げ頂けました♪
来月の例会は、展示会と日程が重なる為
10月13日(第二土曜日)へ変更
会場も変更、市民センターから K会長宅 課外講習です。
テーマ 「雑木 秋のお手入れ」 です。
お棚を拝見させて頂きつつの講習!今から楽しみにしています♪
8月~9月の作業と管理 講師K会長
残暑厳しいこの季節、特に雑木は葉の面積が大きいので葉やけに注意
秋の展示会に使いたい樹は特に注意し 寒冷紗など遮光したで管理すると良い
松柏類は、乾燥すると葉ダニが発生しやすくなるので
水遣り以外にも、葉水をするなど工夫すると良い(朝夕の霧吹きも有効)
水切れ防止の為 腰水潅水も良い方法ですが、夕方には一度乾くように調整する事
水切れさせると、葉やけだけでなく 実を落としたりするので注意
水切れ防止工夫の話の時に、家でやってるペットボトルの方法を紹介してくれました。
例会の数日前に、遊びに来てくれた時
ノー寒冷紗&ペットボトルに感心!感心!っと言ってくれていたのです♪
花芽文化期7月~9月 この時期の施肥をしっかりと
P リン酸 ・ K 加里 ・ N 窒素 のうち
PKを与え 苦土も配合されている肥料を選ぶと良い
家では、IB化成 PK40 バイオゴールド ナルコ を使い分けています
玉肥も良いのですが、鳥や猫が食べに来たり ハエや蛆・・・もちろん臭いも
IB化成&PK40は、農協で大きな袋で買うと格安ですが・・・めっちゃ大量なので
何人かで分けたら良いかも?です
老鴉柿の蔕のところに白っぽいアブラムシがつくので注意(蟻がくるので分かる)
この白いの何かな?って思っていたところで、ちょ~ど聞けたのでラッキ~でした。
あと、カメムシ!!カメムシってくっさ~いだけかと思っていたら!!
茎や葉のエキス(汁)?を吸って実物なんか落としちゃうらしいのです(驚)
適期作業
黒松 芽かき ・ 五葉松 植替え(古葉がパラパラ落ちた頃) など
鉢、飾りについて 講師Yさん
全日本小品盆栽協会の資料を基に
卓(タク)の名称および各部所の呼称を統一された事の説明がありました。
(画像クリックで大きくなります)
◆棚卓(タナタク)の例
富士(フジ) ・ 阿蘇(アソ) ・ 六甲(ロッコウ) ・ 伊吹(イブキ) ・赤城(アカギ)
箱根(ハコネ) ・ 満月(マンゲツ) ・ 三日月(ミカヅキ) ・ わらび
◆床飾りの例
床飾り(トコカザリ) ・ 平飾り(ヒラカザリ)
講師のYさん
色々な形の鉢を持参し、実際に手取りながらの講習
万が一割れても諦めがつくのを持って来た っとか言って笑わせてくれました。
写真もっとたくさん撮りたかったんですけど、夢中になって見ていたので(汗)
水切りのある鉢
(昔は如雨露で水やりしていたので、水はここまでの合図と言われているそうです)
登り窯で焼成された水盤
みんなこれに夢中になってましたね~♪写真で伝わるかな?
水石
ほんと水石って想像遊びみたいな感じで
はまったら抜けられなくなりそうで・・・今のとこ手を出さないようにしています(笑)
芽かき作業中の黒松
この写真ではピンセットで作業していますが
慣れないうちは、鋏で切った方が失敗が無く良いそうです
今回、ある会員さんから これがどうなった っと結果が見れないとピンっとこない
っと貴重な意見が出ました。
Kさん、同じ樹でやってくれって言われてるんだけど・・・っと
生き物なので・・・なかなか計画通りにはいきません。
松編(夏の芽切りを休んだ樹)
秋の抑制作業(九月一杯)
芽切りを休むことは、言葉で言う程簡単な作業ではない。
春からの新芽を切らずに伸ばすと 新葉と古葉を残して生長期を過ごす事が出来る
従って各枝は勢いを増す事になるが、反面フトコロ芽は強い芽の勢いに負けて
強弱差が広がり 枝枯れなどの問題が生じる
フトコロ芽を守る ことは盆栽の枝作りの基本
ワンシーズン芽切りを休んだことで枝の勢いはかなり改善されているはず。
そこで秋に新梢を抑制して間伸びの解消と
フトコロ芽の維持に努める必要がある
その方法
強く伸びた芽に対しては新芽の中程で剪定(中芽切り)で抑制をかける
芽の伸びが極端に強くないものは、古葉を抜いて抑制
弱いものは古葉を残してバランス調節の手法で
黒松の秋芽切り (夏の芽切りを休んで秋に芽切りする方法)
◆方法
夏芽切りと同様に新葉と古葉の境界で切る
(もっと追い込みたい場合は、葉のあるところで切っても吹く可能性は大)
◆目的
樹勢を回復させながら、枝の維持 枝岐れを作るメリットが有る
但し、芽の強弱差が大きくなって樹形が乱れ易い欠点があるので
完成樹に対しては不向き
◆条件
十分な肥培をかけ、樹勢が良い事が大前提
◆期待できる効果
樹勢が乗っていれば、多くの胴吹きが期待できる
生長期に新芽を伸ばせる為、太りが得られる
太りと、小枝作りが両立出来る(半完成樹向き)
◆注釈
二番芽は展開せず、翌春に動き始める
二番芽の他に多くの胴吹きが得られる利点がある
来月 9月15日の講習は「適期作業ワンポイント」です。
石灰硫黄合剤 共同購入希望受付
秋の展示会、文化祭参加の打合せ(ポスター配布)
奇数月は交換会も開催しています。
7月~8月の作業と管理 講師K会長
◆ 梅雨に入り、長雨対策
◎肥料は長雨で養分が過剰に溶け出し、肥料あたりの原因となるので取り除く
◎肥料あたり 1)根腐れ 2)落葉 3)落果 等
◎高温多湿による病害虫の発生対策~予防対策
・殺虫(アブラムシ、カメムシ、カナブン、カミキリ虫、葉ダニ、グンバイ虫 等)
・殺菌(ウドンコ病 等)
◎水切れ対策
多雨、多湿の気候から一転して猛暑、及び霧雨など鉢内の水分不足が生じる
よく観察し、鉢(根)の中心まで水が届くよう灌水する
◎鉢内水はけ
水が溜まるようであれば、根腐れの原因となるので
鉢土にキリ等で穴をあけ通水を良くする
又、鉢底に敷物をして通水をはかる
◆ ムレ防止
通風、日照を良くし小枝、フトコロ枝を守る(内側の芽の生長充実を図る)
・対策 1)葉刈り 2)葉切り 3)葉透かし
(例)もみじ、かえで、五葉松 等
(五葉松 7/20頃 今年の葉を5~6枚残し葉透かし)
◆ 雑木の針金掛け、外し
・5~6月頃新梢に掛けた針金は、枝が太り喰い込むので外す
・新梢の枝伏、若木の幹模様作りの針金掛け適期
◆ 花芽分化期 7~9月頃に花芽分化が行われる
・剪定や葉刈りはしない
梅雨明け頃から、花、実に必要なリン酸系(P)肥料(骨粉等)を与える
(春の肥料は控えめにする)
短果枝 来年の花芽分化(りんご、柿等)
7~9月徒長枝を針金で伏せ、花芽分化した物が葉芽にならないようにする
◆ 直射日光対策
梅雨明けが近づくにつれて気温も上がり、晴れ間の直射日光は盆栽
(特に雑木、葉刈り樹木、山野草)にとって過酷なものです
1)遮光対策(寒冷紗、ヨシズ、軒下 等)を行う
2)夕方の葉水かけ(甘露)
ワンポイント(水は、朝は根水 夕方は葉水)
今年の梅雨明けは、7月23日 昨年より15日も遅かったです
その分、梅雨入りも遅かったんですけどね。
昨年は、梅雨明け後8日で寒冷紗しましたが・・・今年はどうなるかな?
奇数月は交換会 進行役はYさん
会員が持ち寄った、盆栽、山野草、苗、鉢、卓 等が交換されていきます
上の竹製のセット 良いなぁ~っとは思ったのですが
今回、なんと!仙寿庵さんの卓が出たのでそちらをゲットしました♪
仙寿庵さんの紹介記事はこちら その1 その2 その3
講習、交換会の後、各自持参した素材 お手入れの時間になります
黒松の芽切り適期ともあり、黒松を持参された会員さんも多かったです
芽切りに自信が無いなぁ~っといった方も安心です
初めて、生で(笑) 瑞祥を見ました
今まで、葉性の小さい五葉松を見る度「瑞祥ですか?」と聞いていた私
みんな、いや~はっきり分からん みたいな答え
後で写真撮ろうって思ってたのに・・・すっかり忘れてしまいました(残念)
ほんと小さい葉っぱで驚きました。
五葉松は根が弱いから黒松に接ぐって聞いていたので
基本黒松に接ぐものかなんだろうと思っていましたら
黒松の葉は強い(ピン~んと張っている)ので好まない人もいらっしゃるとか
瑞祥=挿し木が出来る けど・・・活着率はあまり良くないそうです。
あぁ~いつかは私の手元にも「瑞祥」やってこないかなぁ~(笑)
っと羨ましく眺めさせてもらいました♪
そうそう、この写真見て何か分かりますか?
私、張り切って手を上げ「タニワタリです!」っと自信満々に答えました。
すると会場から大きな笑い声です 「え?間違った???」イヤ~ン(恥)
残念、「サワワタリ」です。っと 通称ミラーボールとも言いますっと
私の頭は・・・通称「人工衛星」じゃ無かったっけ?あれれ???っと?だらけ
でも、笑いながら 谷渡りとか男の人しか使わない言葉だよっと
え?またもやパニックです。何のことやら分からないままに
サワワタリの木を頂ける事になりました 笑いをとって、サワワタリの木ゲットです♪
タニワタリでも、サワワタリでも、人工衛星でも、ミラーボールでも
正式名なのが何であれ、通称名(流通名)があるので・・・通じればOKですよね!
来月 8月18日の講習は
「松の芽かき」 「鉢、飾りについて」です。
テーマ以外にも 毎月、適期作業ワンポイント講座もあり
今、こんな事に注意とか 去年やったら効果的でした など
情報交換や、質問などしやすい雰囲気になっています(たぶん)
今時期の注意点として
雨が降ったからこそ、水遣り注意
そうは言っても、雨によって水遣りの回数が増えた事にも繋がりますので
肥料の乗せ過ぎにも注意してっとの事でした。
盆栽の大きさにもよるのかも知れませんが
実物も肥料を外す必要は無いが、実が止まっていても
梅雨明けまでは安心出来ませんと言ってありました。
肥料をあげるか?あげないか?
肥料の成分や種類等など 肥料のコントロールが重要
肥料の使い方も奥が深いのだなぁ~っと
まだまだ実践でやってみたこと無い事が多過ぎて
話や読む事だけで入る知識ばかりになってしまい
いったい何が正解なのか?分からなくなる事が多々あります
(人や環境によって間逆の事を良しとされてる事も多いので)
先月の講習で取り木した欅の今の状態を見せてくれました。
(先月の様子はこちらから)
アップです
根は白から上の写真のように 段々茶色に変化していきます。
切り離す時期は、色々あるようです
まだ根が白い頃に外す方
茶色になって外す方
1年待って外す方
それぞれ考えや、前回の失敗や成功で
人それぞれに適期とおもう時期を探していくのでしょうね。
そうそう、透明のビニールで取り木をかけるメリットで
上の写真のように、発根状態が見える
このケヤキの発根状態、きれ~に全体から360度根が出ています
根が出始めたら、鉢の角度を変え 八方根が出るようにするそうです。
ここで、一つ勘違いしていた事が・・・
この欅の根って 太陽が当たっている方向から出てきたそうです。
私、逆から出てくると思っていました。
陽射しの方向から、根が出始めて 鉢を回して360度根を出してやる
う~ん・・・思っていたのと間逆でした(汗)
透明で取り木・・・早くやってみなくっちゃです!!
今月のメイン講習は、黒松の芽切り講習です。 講師K月さん
松の芽切り
6月下旬~7月上旬(小品~ミニでは7月下旬まで)に新芽を切り
二番芽を吹かせ枝数を増やし
枝の伸び過ぎを抑えると同時に葉を短くする
新芽を切ると同時に葉数を基本二葉(芽)に調整します。
この時に残す葉を枝に対して水平に残します。
理由は枝が水平に分れて行くようにする為だそうです。
この時にいらない芽なども整理しておきます。
各枝の力を平均化させる為
下枝などの力の乗りにくい枝では強い芽を残し
逆に強くなりがちな頭などは弱い芽を残すなど
調整しながら作業してください。
基本的には、鑑賞段階に入った樹に対して行う(樹勢の良い事が前提)
芽切りの作業には、次の三段階を経なければ本当の効果は現れない
イ、みどり摘み(ローソク芽の処理) 5月上旬
ロ、芽切り(新芽の元から) 6月下旬~7月上旬
ハ、芽かき(二番芽を2ヶ残す) 7月下旬~8月上旬(9月も可)
芽切りは、上記イ、ロ、ハの他に 12月~1月に行う 葉抜き 剪定
5つが一連の作業で常に関連している
黒松造りには重要な事柄なので、しっかり覚えておく事
(赤松は、1ヶ月遅く作業する)
注)半完成樹の芽切りは小枝を作ったり 平均化する事が主で
短葉法とは若干異なる方法もある。
作業前の黒松
作業途中
作業後
秋芽切り
春の植替えが出来なかったもの
樹勢が弱いもの
病害虫の関係
このような場合、秋に芽切りを行う場合もあります。
他にも、追い込みと言って
今時期にする芽切りなどを行わず
お盆頃に芽を持たせたい元まで切り戻す方法もあります
秋芽切りと追い込みの切る位置の違い
秋芽切りは、通常の作業が何らかの理由で出来なかった場合に行う感じで
追い込みは、間延びしてしまった枝をやりかえる時に行う感じです。
秋芽切り、追い込みどちらの場合も切った後
葉数を少なく調整してあげると葉の間に芽を持ちやすいそうです。
追い込み、実際やってみた事がありますが
へぇ~・・・すごいやん!って感じですよ。
これやってみたら、間延びしちゃった松もなんとかなるかな?って感じです。
繰り返し短葉法をやっていると
どうしても少しずつ枝が伸びてしまう?感じになっちゃう
それを有る程度のところで、切り戻す作業
これを追い込む っと捉えています。
松の葉色が悪く(黄色っぽく、葉色が薄く)なる 黄化病の対策
植替えが一番との事
上の写真の黄色と赤の矢印
同じ鉢からの黒松ですが、枝によって葉色に違いがあります
黄色矢印は健康そうな葉色
赤矢印は、葉色が薄くなってきています。
このような状態の松は
植え替えする事によって改善される場合が多いとの事でした。
黄化する原因にも、さまざまな理由があるようですが
用土が酸性化もしくは根が酸欠をおこしている場合の対処法だそうです。
理想とされる
固相 30 ・ 液相 30 ・ 気相 30
このバランスが崩れることによって
限られた鉢の中での生育に支障がでるようです。
芯食い虫とか、ハダニとか・・・
原因によって対処が違いますので 今回は酸性化や酸欠の場合です。
長くなりましたが、今月の例会はこんな感じでした。
次回は、雑木の年間作業なので・・・何かな?
まだ発表されませんでしたので来月までのお楽しみです(笑)
あっ、奇数月になるので 交換会があります♪