7月~8月の作業と管理 講師K会長
◆ 梅雨に入り、長雨対策
◎肥料は長雨で養分が過剰に溶け出し、肥料あたりの原因となるので取り除く
◎肥料あたり 1)根腐れ 2)落葉 3)落果 等
◎高温多湿による病害虫の発生対策~予防対策
・殺虫(アブラムシ、カメムシ、カナブン、カミキリ虫、葉ダニ、グンバイ虫 等)
・殺菌(ウドンコ病 等)
◎水切れ対策
多雨、多湿の気候から一転して猛暑、及び霧雨など鉢内の水分不足が生じる
よく観察し、鉢(根)の中心まで水が届くよう灌水する
◎鉢内水はけ
水が溜まるようであれば、根腐れの原因となるので
鉢土にキリ等で穴をあけ通水を良くする
又、鉢底に敷物をして通水をはかる
◆ ムレ防止
通風、日照を良くし小枝、フトコロ枝を守る(内側の芽の生長充実を図る)
・対策 1)葉刈り 2)葉切り 3)葉透かし
(例)もみじ、かえで、五葉松 等
(五葉松 7/20頃 今年の葉を5~6枚残し葉透かし)
◆ 雑木の針金掛け、外し
・5~6月頃新梢に掛けた針金は、枝が太り喰い込むので外す
・新梢の枝伏、若木の幹模様作りの針金掛け適期
◆ 花芽分化期 7~9月頃に花芽分化が行われる
・剪定や葉刈りはしない
梅雨明け頃から、花、実に必要なリン酸系(P)肥料(骨粉等)を与える
(春の肥料は控えめにする)
短果枝 来年の花芽分化(りんご、柿等)
7~9月徒長枝を針金で伏せ、花芽分化した物が葉芽にならないようにする
◆ 直射日光対策
梅雨明けが近づくにつれて気温も上がり、晴れ間の直射日光は盆栽
(特に雑木、葉刈り樹木、山野草)にとって過酷なものです
1)遮光対策(寒冷紗、ヨシズ、軒下 等)を行う
2)夕方の葉水かけ(甘露)
ワンポイント(水は、朝は根水 夕方は葉水)
今年の梅雨明けは、7月23日 昨年より15日も遅かったです
その分、梅雨入りも遅かったんですけどね。
昨年は、梅雨明け後8日で寒冷紗しましたが・・・今年はどうなるかな?
奇数月は交換会 進行役はYさん
会員が持ち寄った、盆栽、山野草、苗、鉢、卓 等が交換されていきます
上の竹製のセット 良いなぁ~っとは思ったのですが
今回、なんと!仙寿庵さんの卓が出たのでそちらをゲットしました♪
仙寿庵さんの紹介記事はこちら その1 その2 その3
講習、交換会の後、各自持参した素材 お手入れの時間になります
黒松の芽切り適期ともあり、黒松を持参された会員さんも多かったです
芽切りに自信が無いなぁ~っといった方も安心です
初めて、生で(笑) 瑞祥を見ました
今まで、葉性の小さい五葉松を見る度「瑞祥ですか?」と聞いていた私
みんな、いや~はっきり分からん みたいな答え
後で写真撮ろうって思ってたのに・・・すっかり忘れてしまいました(残念)
ほんと小さい葉っぱで驚きました。
五葉松は根が弱いから黒松に接ぐって聞いていたので
基本黒松に接ぐものかなんだろうと思っていましたら
黒松の葉は強い(ピン~んと張っている)ので好まない人もいらっしゃるとか
瑞祥=挿し木が出来る けど・・・活着率はあまり良くないそうです。
あぁ~いつかは私の手元にも「瑞祥」やってこないかなぁ~(笑)
っと羨ましく眺めさせてもらいました♪
そうそう、この写真見て何か分かりますか?
私、張り切って手を上げ「タニワタリです!」っと自信満々に答えました。
すると会場から大きな笑い声です 「え?間違った???」イヤ~ン(恥)
残念、「サワワタリ」です。っと 通称ミラーボールとも言いますっと
私の頭は・・・通称「人工衛星」じゃ無かったっけ?あれれ???っと?だらけ
でも、笑いながら 谷渡りとか男の人しか使わない言葉だよっと
え?またもやパニックです。何のことやら分からないままに
サワワタリの木を頂ける事になりました 笑いをとって、サワワタリの木ゲットです♪
タニワタリでも、サワワタリでも、人工衛星でも、ミラーボールでも
正式名なのが何であれ、通称名(流通名)があるので・・・通じればOKですよね!
来月 8月18日の講習は
「松の芽かき」 「鉢、飾りについて」です。